【知識ゼロでもわかる!】農業系の仕事4種類とメリットまとめ

どうも!ぶたちゅうです。

世の中にはたくさんの仕事がありますが、
自分の関わっていない仕事の領域のことは全然わかりませんよね。

野球であればテレビや普段の生活で情報を聞くことも多いので、
ピッチャー、キャッチャー、ファースト、などの名前とその役割は
なんとなーくわかっているかと思います。

ところが!仕事だとそうはいきません。
情報が垂れ流されていることは少ないので興味を持って調べないとなかなか入ってこないからです。

例えばIT関係でもプログラマ、エンジニア、アナリスト、などに分かれますし、
料理人(和食)でも焼き方、揚げ場、立板、などの職務に分かれます。

そして、いわゆる農業と呼ばれる職業にも色々な種類があります。

私も実際に知識ゼロから農業界への転職を決めて、調べていく中で様々な発見がありました。

そこで、IT業界→農業業界への転職を成功させた私が、
転職時に纏めた農業の種類4選とその特徴を紹介していきます。

「そうなんだー」と納得するもよし、日々の食生活を生産者さんに感謝するもよし、
転職の参考にするのも、お子さんへの教育に使うのもよしです。

最後に、農業系のお仕事のメリットやオススメな理由も纏めていますので、
是非最後までお楽しみくださいませ!

目次

農業の種類4選

 ・耕種農業

 ・畜産業

 ・果樹

 ・花き

農業系の仕事をオススメする理由

農業の種類4選

●耕種農業(こうしゅのうぎょう)

一つ目は耕種農業です。
読んで字の如し、耕して種を育てる農業です。
「農業」と聞くとまずはパッと出てくるイメージかもしれませんね。

その中でもいくつか種類があるのでそれぞれ解説していきます。

・露地農業

聞きなれない言葉かも知れませんが、こちらも実は読んで字の如し。
露わ(あらわ)になった地面で農業をする、つまり野外で畑で作物を育てるのがこの農法です。

特徴としては野外であり、必要な設備も多くないので初期投資が少なく済むこと、
逆に収穫量が天候によって左右されてしまうことが挙げられます。

ダイコン、白菜、ナスなどがこれに当てはまり、
「脱サラして農業を始めました」という方の殆どはこのスタイルですよね。
やはり初期投資が少ないことが魅力なのかも知れません。

もちろん、初期投資が少ない=経営が軌道に乗る、ではないので、
苦労もありますし、初年度で荒天が続いた場合は難しいスタートにはなりますが、
比較的手軽に始めやすいことは間違いないでしょう。

・施設野菜

こちらは露地野菜の反対、施設を作ってその中で育成する野菜です。
いわゆるビニールハウスですね。

特徴も露地野菜の反対であり、ビニールハウスの初期投資分がかかりますが、
ある程度の天気や気温変化では問題なく想定の収穫ができるため、
軌道に乗せられれば安定した経営が可能です。

育てる作物としてはイチゴが代表格ですね。
他にもトマトやレタスなど。

安定しているとは言え、決して運用が楽なわけではないですし、
初期投資だけではなく、ランニングコストもかかるのでコスト感覚には鋭敏になる必要があります。

・稲作

これは皆さんイメージしやすいですよね。

日本人が大好き、お米です。夏に一面に広がる青々とした田んぼ。
秋に広がる黄金色の絨毯。きっと一度は見たことがあるかと思います。

ところが経営としては意外と楽ではなく、トラクターなどの田植え機械が初期投資額を膨らませます。
また、田んぼ自体のメンテも必要であり、なんだかんだで収穫期以外もやることは多いです。

他の野菜よりは国からの補助金が厚いという点はメリットです。

まあ補助金目当てでやる人もいないでしょうが、一定のセーフティネットにはなりますし、
チャレンジのハードルも下げてくれるので良いことなのではないでしょうか。

●果樹

お次は果樹です。

こちらも縁遠いわけではないですし、きっと本格的な果樹園ではなくても、通りすがりの家に柿が生っている風景は見たことがあるでしょう。

果樹に関しては育てる品種によって大きく異なるので、
「露地野菜」的なカテゴリはありません。
※少なくとも僕の知識では聞いたことがありません。

共有して言える点としては野菜類よりもスパンが長いです。

果樹を育て、収穫できるようになるまでは1年では効きません。
育ったあとも、1年間しっかり世話をして年に一回の収穫なので、
長期スパンで物事にチャレンジする精神が必須になります。
※野菜は数か月で収穫できるものが多いので、果樹と比較すれば早いです。

また、スパンが長い=一人前になるまでの経験を積むのにも時間がかかるので、
未経験から始めるには強いマインドがないと厳しいかと思います。

●花き(かき)

「花き」って言葉、聞きなれないですよね。要するにお花です。
チューリップ、ひまわりといったポップでメジャーな花から、
高級花きの代名詞、胡蝶蘭まで、様々な品種があります。

大きく分ければ「土耕栽培」「養液栽培」とありますが、
こちらも品種による違いが圧倒的に大きい作物となります。

果樹と違い、比較的スパンが短い作物が多いので、
温度を一定に保って年中同一品種を作り続けるか、
多品目として複数品種を育てるか、どちらかのパターンになります。

生活必需品ではありませんが、だからこそ良い商品には高い値段がつきますし、
品種改良もやりがいがあります。

花自体を売る場合の他にも球根や種を売る場合、
他にも観光農園として入場料+数本の花お持ち帰り料としてやるビジネスモデルもあります。

四季彩の丘なんかが有名ですね。

●畜産業

意外なところで畜産業も農業の区分に入ります。

動物が相手にはなりますが、国の定めた基準としては農業としてカウントされており、
労働基準法やその他諸々の条件が農業と同様となっています。

代表的な詳細区分を紹介します。

・酪農

牛さんのお乳を搾るお仕事です。
ぶっちゃけ畜産の中で一番過酷だと思います。

乳牛はある程度のスパンでお乳を搾らないと乳腺炎になってしまいます。
従って、朝夕で計2回の乳絞りは毎日マストのルーチン作業になります。

このスパンにあわせて仕事をしようとすると、
酪農の基本業務時間はこんな感じです。

5:00~9:00    朝の乳絞りを中心とした付随業務
9:00~15:00   休憩
15:00~19:00    夕方の乳絞りを中心とした付随業務

つまり実働時間は8時間でも拘束時間が恐ろしく長いです。
休憩を拘束時間ととるか自由時間ととるかで変わってきますが、
畜産業の中で最も家畜の都合に合わせた業務形態です。

・肉牛育成

肉牛の場合は酪農に比べると時間の自由が利きます。
当然エサの時間などはある程度決まってきますが、乳牛ほどの固定ルーチンはありません。

肉牛育成の特徴としては単価の高さが挙げられます。

長期間の育成期間を経て、愛情たっぷりに育てた肉牛は数十万から数百万で買われていきます。
年単位で世話をしてからの出荷になるので感慨もひとしお。
育てる実感を求める人にはオススメの職種です。

・養豚

特徴としては牛と比較して生育スピードが早いことが挙げられます。
そのため、自分が育てている実感を感じられるのがいい点のひとつです。

ちなみに出荷までにかかる日数は半年程度です。

また、1頭あたりお母さん豚から生まれる頭数が多いので、
「動物に囲まれたい」という方のニーズにはあっていると思います。

私は調べて考えた結果、養豚業界へ転職しました。
なので養豚の話はもっと膨らんでしまうので、
別記事にてまた纏めたいと思います。

・養鶏

養鶏の中でも卵を産ませる農家と、肉になる鶏を育てる農家に分かれます。

こちらは豚以上に育成スピードが早く、卵を産ませるのは約5か月、
肉にするには約1.5か月で出荷できるまでに成長します。

そして大量に育てて大量に出荷するので人力では難しい部分が多く、
畜産業界の中では最もIT化、機械化が進んでいる業種でもあります。

おまけとして、生で食べられる卵は衛生レベルと文化的な面から日本でしか生産できないので、
輸入による価格競争には巻き込まれない、という点があります。

農業系の仕事をオススメする理由

様々な職種がありますが、農業系の仕事にはオススメできる理由がいくつかあります。
それがこれら。

  • 人間の根源的な基盤である”食”を生産する喜び
  • 自然にかこまれた仕事場でストレスフリー
  • 適度な運動

農業には3K(キツイ、汚い、危険)であり、休みも取れず年中無休なイメージがありますが、
最近ではアグリビジネス、スマート農業という言葉がある通り、IT化により省力化が進んでいます。

また、家族経営ではなく、企業として農業に取り組む会社も増えている為、
休みもしっかり取得でき、ワークライフバランスも成立します。

ということで農業の種類と働くメリットについて纏めました。
皆さんの参考になれば嬉しいです。

それでは、読んでくれてありがとうございましたー!

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