【資格無しでできる】動物に関わる珍しい仕事~牛編~

どうも!ぶたちゅうです。

動物好きな方、多いですよね。僕もそうです。
そして、やっぱり仕事をするなら好きなものを仕事にしたいですよね。

動物に関わる仕事として、代表的なものは獣医さん、動物園/水族館の飼育員ですが、
これらは資格取得までの年月が長いことに加え、競争率が非常に高いです。

なので「動物に関わる仕事がしたいけど現実的に考えると…」という方は非常に多いです。

そこで!今回は実際に未経験から動物に関わる仕事へ転職した僕が、
【資格無しでできる!動物に関わる珍しい仕事~牛編~】をお送り致します!


乳牛飼育の酪農と肉牛飼育については当たり前に知っているしイメージも付きやすいと思いますので、
今回は「そんな職業あるの!?」というものに絞って紹介します。
転職時に調べた内容に加え、面接や企業への質問で得た生の声もお届けしますので、是非お楽しみくださいませ!

酪農ヘルパー

簡単に言えば、色んな牧場へ行って働くお手伝いさんです。

そもそも酪農とは乳牛を飼育し、牛乳を搾り販売する仕事ですが、
その性質上、非常に休みがとり辛い職種になります。

理由としては、乳牛は毎日朝夕に牛乳を搾らないと病気(乳腺炎)になってしまう為です。

毎日必ず決まった時間に作業が発生する為、
特に家族経営など、少ない人で対応している場合は365日休むことができません。

そこで活躍するのが酪農ヘルパーです。

業務内容としては、契約している酪農家さんのところへ行き、搾乳、給仕、牛舎の掃除など、
欠かすことのできない作業を実施します。
それによって酪農家さんはゆっくりお休みを取得できるわけです。

仕事のメリットとしてはたくさんの酪農家さんと接することができる点です。

多数の農場に行くことにより、農場毎の特色ややり方が習得でき、
ひとつの農場での勤務に比べ、様々な経験値を蓄積することができます。

なので、早く多様な経験を積みたい方や、将来の独立を見据えて様々なやり方を学びたい方には
最適な職業になります。
また、単純にコミュニケーションをとることが好きな方にも向いている職業です。

削蹄師

恐らく大半の方は「そんな職業あるの!?」となる職種です。
一言で説明するなら、牛の爪切り屋さんです。

牛に限らず、蹄はただの爪なので放置しておくと伸び続けるわけです。

放牧している牛や日中に自由がある豚は歩くことで自然にある程度蹄が削られますが、
歩くことの少ない乳牛は蹄がどんどん伸びていきます。
その結果、真っすぐ立つことや歩くことに支障が出てしまうのです。

そこで活躍するのが削蹄師さんです!

業務内容としては読んで字の如し、蹄を削ります。
基本的には契約農場さんを周り、年に1~2回毎の削蹄をするのが一般的ですが、
契約農家さんは日本各地に散らばっている場合が多く、出張が非常に多いのが特徴です。

給与形態としては完全歩合で1頭いくら、が多いですが、
完全なる技術職なので一流の職人ともなれば単価も契約件数も天井知らず、
年収1000万オーバーも狙えます。

年に1度、技術を競う大会があり、自分の技術を客観的な指標で測れるのも、
自分の成長や目標設定がしやすく、良い理由です。

また、個人的にはこの職業は激推しなんですが、
その理由として独立する際の初期投資の低さがあります。

顧客の獲得には苦労もありますが、基本的には技術職であり、体ひとつで仕事ができるので、
牛に関連する仕事の中では圧倒的に初期コストが低いです。
(削る鎌などの道具や保定する柵があればそれだけで独立可能です)

僕は残念ながら様々な事情があり断念しましたが、非常に夢がある職業です。

運転手

家畜運搬車という車があり、それの運転手さんです。

お肉として出荷する際にと畜場まで運ぶ場合や、子牛を販売農場から購入農場まで運ぶ場合など、
飼育過程の様々な場面で牛を載せて移動する必要が出てきます。
そこで活躍するのが家畜運搬車の運転手さんです。

牛を驚かせないように安全運転する技術が最も大事ですが、
積み下ろしの際の牛の動かし方など、牛に対する扱い方の技術も必要です。

農場との専属契約として勤務する場合や、多数の農場と契約する場合、
と畜場と契約する場合など、様々な契約パターンがありますが、
どの場合でも農場の出入りや他農場との接触が発生する為、疾病には非常に敏感になる必要があります。

出入りの際の消毒をはじめ、意識面でのバイオセキュリティ意識は、
もしかしたら農場で働く方以上に気を付ける必要があるので、
けして気楽に運転だけをしている職業ではないのです。

と畜場勤務

動物好きとしてはちょっと毛色が違う仕事です。
でも絶対に世の中に必要だし非常に多くの方の生活に役立っている仕事です。

内容としては牛の解体やそれに付随する処理業務がメインになってきますが、
牛の構造に熟知している必要があります。

あまり詳細な部分はここでは省きますが、
職場を見学させていただいた際、本当に職人の技だなぁと感じ、尊敬を覚えました。

牛に対する愛情がなければ良い解体師さんにはなれないだろうなぁと感じます。

纏め

どうでしたでしょうか?

直接牛に関わる仕事からちょっと変わった仕事まで、色々な仕事があります。
でも総じて言えるのは全て牛に対する愛情がなくては成り立たない仕事であり、
従事している方々は本当にプロフェッショナルだということです。

もし要望があればそれぞれの職業についてさらに深堀していこうと思います。
また、農業の仕事のざっくりカテゴリについてはこちらで纏めていますので、
そちらもご覧いただければ幸いです。

【知識ゼロでもわかる!】農業系の仕事4種類とメリットまとめ

それでは、最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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