豚の日ってのがあるらしいじゃん。
それっていつなの? 何するの?
OK!今回は豚の日について解説していくね!
2月22日は猫の日、
11月1日は犬の日です。
どちらもにゃーにゃー、わんわんと、
非常にわかりやすい日付ですね。
あまり有名ではないですが、
実は豚の日も存在しています。
そこで今回は豚の日について解説していきます。
こんな人にオススメです。
- 豚の日がいつなのか知りたい
- 誰がいつ作ったのか知りたい
- どんな由来なのか知りたい
- 実際の豚に関わる人が豚の日をどう感じるのか知りたい
豚の日の知識について纏める事に加え、
「豚の日」の由来や根拠、
養豚農家ならではの意見も交えて解説していくので、
ぜひ最後までお楽しみください。
ということで本編に行きたいんですが、
その前に少しだけ自己紹介させてください。
ぶたちゅう と言います。
IT業界から養豚業界へ転職し、日々豚について勉強中。
自分と同じような未経験での転職者や
養豚初心者の助けになりたいと思い、
毎日の業務の中での疑問や学んだ事を纏めています。
それでは、とてもマイナーな豚の日について、
解説していきますので、宜しくお願いします。
本編スタート~!
1.豚の日っていつ?
豚の日は3月1日になります。
なんで?
昔のアメリカの姉妹が「今日は豚の日!」って決めたからだよ~
ぶー(2)ぶー(2)ぶー(2)で2月22日も豚の日っぽいですが、
なぜか3月1日が制定されています。
制定されたのは1972年と意外に歴史が深いです。
但し、なぜこの日なのか、何をする日なのかは、
全てふわふわしており、明確な答えがありません。
非常に不思議な日です。
ちなみに発案者は
・エレン スタンリー
・メアリー リン レイブ
という2人の姉妹です。
豚の研究者とかなの?
いや、全然そんな事はないみたいだよ!
豚の研究者どころか、畜産や動物関連の研究者でもなく、
それらの関連企業の従事者でもない、全く無縁な人物です。
2.どんな事をするの?
アメリカの各州によって異なりますが、
豚にちなんだ料理を食べたり遊んだりが主です。
過去にはこんな事が行われましたそうだよ!
- 豚の貯金箱など、豚にちなんだグッズの展示会
- 豚をマスコットとしている野球チームが無料チケットを配る
- 鼻息コンテストの開催
- ベーコン料理を食べる
- 逆に豚料理を食べない
ちょっと待って、最後の2つ、めっちゃ矛盾してない!?
そうなんだよ。
何をするかが決まっていないから、皆好き勝手にお祝いするみたいだよ!
3.豚の日の由来と養豚農家の意見
公式に発表されている豚の日の目的はこうです。
一般には認知されていないが、
人類にとって最も聡明で飼い慣らされた動物の1種である豚の正当な地位を認めること
ん…ふわっとしているね…
では、養豚農家として、豚の正当な地位の向上の為、
豚の良い点を解説していきます!
家畜としての肉を生産する能力のことです。
それぞれの家畜を比較する表を作りました。
1頭の母親が1年間に生産できる肉の量は、
ご覧の通り、豚が圧倒的にトップです!
この能力ゆえに低価格でおいしいお肉が食べられるのです。
あれ?産肉性は豚がトップならなんでお肉の値段は鶏の方が安いの?
産肉量だけではなく、コスト面で比較した場合、
鶏は圧倒的に勝っている部分があるんだよ
・飼養スペースが小さい
・エサを肉にする効率が高い
この特徴により生産コストが低くなるので、
結果的に価格としては鶏が一番低くなります。
鶏を褒める内容になってしまった…
豚の日を制定した姉妹の言葉を借りるなら、
豚は本当に「聡明」です。
ペットとして飼う場合は、
トイレのしつけが可能なだけではなく、
簡単な芸も習得します。
トリュフ探しの欠かせないパートナーとしても長年の歴史があるしね!
昨今は愛玩用のマイクロブタ人気も高まっており、
人と豚の新たな関係性も構築されつつあります。
なにそれ!?どういうこと!?
豚の臓器を人間に移植するんだよ!
臓器移植が必要な人間に対し、
豚の腎臓や心臓を移植する手術が既に実用段階にあります。
これらができる理由は、
豚の臓器が人間に近しいサイズと構造をしているからです。
今後は遺伝子改良技術の発展も伴い、
肉としての家畜だけではなく、
人間に臓器を提供する立場からも豚の重要度は増していくでしょう。
まとめ
如何だったでしょうか。
今回は豚の日について解説してきました。
- 豚の日は3月1日
- アメリカの豚には関係のない姉妹が制定
- やる内容は決まっていないので自由にお祝いをする
- 豚は産肉性が高く、聡明である
- 人間に臓器を提供する動物となる可能性が高い
豚の日はまだまだ日本ではマイナーな日です。
今後、この日が有名になり、
豚の地位がさらに向上すればいいなぁと思います。
それでは、最後まで読んでいただきありがとう御座いました!
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