
養豚場の仕事に興味があるんだけど、やっぱりきついのかな?

そこ、気になるよね!
じゃあ今回は、5年働いた僕の本音を正直に話すね!
「養豚場って、きつそう」「臭いし汚そう」
そんなイメージを持っている人は多いと思います。
でも実際のところは、働いてみないと分からないですよね。
そこでこの記事では、僕が本当にきつかったことと、意外と平気だったことを紹介します。
こんな人にオススメです。
- 養豚場の仕事に興味がある
- 養豚業界への転職を考えている
- 実際に働いた人の本音を知りたい
今回の記事を読んでいただければ、
・養豚場の仕事で本当にきついこと
・意外と平気だったこと
・向いている人と職場の選び方
を理解することができます。
ということで本編に行きたいんですが、
その前に少しだけ自己紹介させてください。
ぶたちゅうと言います。
IT業界から未経験で養豚場へ転職し、5年間働きました。
今は養豚DXスタジオとして色々な養豚場と関わりながら、
未経験の転職者や養豚初心者の助けになればと思って、現場で学んだ事を纏めています。
それでは本編スタート!
1.結論:僕はほとんどきつくなかった
先に結論から言っちゃうと、僕にとって、きついことはほとんどありませんでした。

え、そうなの!?意外!
そうなんです。
それまでパソコン作業ばかりしていた僕には、体を動かす仕事がむしろ気持ちよかったんです。
ただし、これはしっかりした企業養豚に入った僕の場合です。
家族経営に従業員が少し、という農場だと違うかもしれません。

きついことがゼロだったわけじゃないよ!
ここからは順番に話していくね。
2.僕がきつかったこと
一番きつかったのは、ニオイでも糞でもなく、ゴキブリです。
どこの豚舎でも絶対に出ますし、夏場はどうしても増えます。
ゴキブリが苦手な僕には、これがきつかった…。

糞を取る機械の修理は、本当にきつかった!
修理のときは糞まみれになるんですが、糞そのものより、そこにいるゴキブリがマジできつかったし、きもかったです。
養豚場には外の仕事もあります。
夏は熱中症になりそうなくらい暑いし、冬は凍えそうなくらい寒いです。
特にきつかったのは、雪の日に外でやる水洗でした。

僕のいた農場では、餌やりや糞取りは基本的に自動の設備や重機でやっていました。
なので、体力的にしんどかったのは離乳作業と出荷作業です。
どっちも何十頭、何百頭の豚を一気に移動させることになります。
夏場はもちろん、冬でもしっかり汗をかくくらいの重労働でした。

毎日ずっと力仕事ってわけじゃないんだね!
ちょっときつかったのが、教育体制です。
「俺の背中を見て覚えろ」
「俺は怒られながら覚えたから、俺も怒りながら教える。くらいついてこい」
こんな前時代的な価値観が、まかり通っていました。

うわぁ…それはしんどいね。
でも、ここは働きかけて少しずつ改善していきましたし、マニュアル化も進みました。

3.思ったより平気だったこと
ニオイはしますが、僕は抵抗がありませんでした。
糞尿を触るのも、特に抵抗なし。

素手はちょっと嫌だけど、軍手をつければ余裕!
僕のいた農場では、勤務は8時から17時で、週休2日。
多少の残業はありましたが、入社前に考えていたよりホワイトでした。
最初は休日の呼び出しもありましたが、社内のルール(職務規定)を整理して、どんどん改善していきました。
- 年間休日は104日から105日、110日へ
- 有給の取得率もアップ
- 希望休や連休も取りやすくなった

休みって、そんなに変わるんだ!
入社前のイメージと違ったのは、機械化された部分が多かったことです。
全部を人の手でやるわけではありません。ここは意外に思う人も多いかもしれませんね。
4.僕は平気でも、家族はダメだったニオイ問題
僕は平気だったんですが、家族はずっとダメでした。
会社ではツナギに着替えますし、帰りはシャワーを浴びて帰ります。
それでも、車の中や通勤の服は臭くなりました。

シャワーを浴びてもダメなの!?

そうなんだよ…。結局、我が家はこうなったよ!
- 通勤服は家の中に持ち込み禁止
- 通勤服は、僕専用の洗濯機で家の外で洗う

家族の協力や合意がないと、ニオイの問題はマジで無理だと思います。
ちなみに、ニオイ取りには柿渋石鹸が最高です。
詳しい対策は、こちらの記事で紹介しています。
5.命と向き合う仕事のこと
淘汰とは、治療できない豚や成長できない豚を、意図的に処分することです。
これは、やはり申し訳ない気持ちになりました。
最初は淘汰が下手で、余計に苦しませてしまったのが本当につらかったです。
だから、急いでうまくなろうと必死で先輩に教えてもらいました。
逆によく聞かれるのが、「かわいがっていた豚を出荷するのは悲しくない?」という質問です。
僕の場合、悲しい気持ちはなく、誇らしい気持ちになりました。

いってこーい!おいしいお肉になってこーい!って感じで送り出してたよ!

6.僕が5年続けられた理由
理由は2つあります。
1つ目は、ここまで話したとおり、僕には別にきつくなかったこと。
2つ目は、真面目で前向きな会社だったことです。
新参者の改善提案にも真摯に向き合ってくれて、結果が出たことを素直に評価してくれました。
責任あるポジションに早々につけたのも大きかったです。
7.向いている人、続かない人
「自分から学ぶ」「前向きに動く」は、もちろん大事です。
でも、これってどこの仕事でも同じですよね。
養豚場ならではで言うと、物言わない豚とどう向き合えるかが大きいと思います。
向いている人
- 豚の行動から気持ちを考えて動ける人
- いつもとの変化に気付ける人
- どうやったら環境を改善してあげられるかを考えられる人
- 自分から学んで、前向きに行動できる人

豚はしゃべってくれないもんね!
そうなんです!暑くても体調が悪くても、豚は言葉で教えてくれません。
だから、行動をよく見て、変化に気付いて、環境を良くしてあげられる人は強いです。
逆に、教育体制が改善したとはいえ、待ちの姿勢の人は長続きしません。
辞めていった人
- 改善ができない人
- 経済動物(お肉になるために飼っている動物)だと割り切れない人

かわいそうって思っちゃう人は難しいのかな?
気持ちは分かります。でも、かわいそうだから淘汰しない、というのは逆にかわいそうですし、会社の判断としてもNGです。
治らない豚の苦しみが長引いてしまうからです。
8.職場の選び方
きつさは職場によっても変わります。
特に見てほしいのが農場の規模です。
- 小さい養豚場:いろんな部署を覚えられる。でも教育体制や福利厚生、企業としての成熟度は低め
- 大きい養豚場:教育体制などはしっかりしている。でも豚舎単位の分業が前提で、誕生から出荷まで全部は見られない

どういうつもりで豚と関わりたいのかで、農場の規模を選ぶのがおすすめです。
まとめ
最後に、今回の内容をおさらいします。
- 僕にとって、きついことはほとんどなかった(しっかりした企業養豚の場合)
- きつかったのはゴキブリ、暑さ寒さ、離乳と出荷の作業、古い教え方
- ニオイは僕より家族の問題。家族の協力や合意が大事
- 淘汰はつらいけれど、経済動物だという割り切りも必要
- 農場の規模は、どう豚と関わりたいかで選ぶ
仕事の具体的な流れや転職の情報は、こちらの記事で紹介しています。
それでは、最後まで読んでいただきありがとう御座いました!
本ブログでは養豚場の仕事内容や雑学、
豚に関する知識を発信しています。
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